商品説明 ナパで最初に『カルト・ワイン』の称号を手に入れた『グレイス・ファミリー・ヴィンヤーズ １９８９年 ７５０МＬ』１本を出品します。"Grace Family Vineyards Cabernet Sauvignon 1989, Napa Valley, County North Coast, California" St.Helena の Rockland Driveに位置する２エーカーの葡萄畑から造られるカベルネ100%のワイン（毎年約500ケースを生産）は市販されない為、メーリング・リストへの加入権が高値で取引されるも、今や 4,000人の待ち行列ができているという最も入手困難なワインです。待ち切れない人たちがオークションに出品されたグレイス・ファミリーを落札しようと競う為、各オークションにて当時の最高落札価格を更新する事態が続出したことからも如何に人気が高いか、マニア垂涎のワインであることが窺われます。 グレース・ファミリー・ヴィンヤーズは、1978年のファーストヴィンテージ以来、一貫してカベルネ・ソーヴィニョンのみを造り続けています。その間、５人のワインメーカーが携わっていますが、ホームページで「このワインには指紋があります。ワインメーカーは長年にわたって変化してきましたが、ヴィンテージを味わうことはテロワールの確かな感覚があります。」と謳っているように、テロワールを尊重したワイン造り（凝縮感を前面に出さずに抽出を抑えた優雅で奥ゆかしい魅力ある独自のスタイル）が踏襲されてきました。その味わいは本当に独特。カベルネ・ソービニヨンに対する認識が改まります。ピノ・ノワールのようだと呟いた方もいます。以下に幾つかテイスティング・コメントを紹介致しますが、是非、ご自分の舌で確かめて戴ければと思います。飲み頃を迎えているバック・ヴィンテージをご紹介できるのは稀有なことです。どうぞこの機会をお見逃しなく！ 出品と同じ 1989年を飲んで：「香りは古いワイン独特の香りで、いっちゃってるかな？という印象を受けたが飲んでびっくり！丸みを帯びた口当たりにしっかりとした果実味と甘み。綺麗な酸味。余韻も素晴らしい！言うことなし！」 2017年1月 試飲 「これは、美味いです。思わず、声が出るくらい。加州のトップセグメントは熟成させると、別世界です。」 2016年12月 試飲 別のヴィンテージ 1992年を飲んで：「香りはブラックチェリーや干しプラムの中に若干のスパイシーなニュアンスが感じられる。カベルネ・ソーヴィニョン特有の杉や針葉樹のニュアンスはあるが、熟成によって和らいでいる。味わいは甘みがソフトで苦味は熟成によってタンニンが溶け込んでおり柔らかい。酸味は比較的シッカリしていて後味に余韻が長く残るのが特徴的。全体的にエレガントにまとまっている。カリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニョンの中でもトップクラスと思われます。1992年（28年の熟成）は全く枯れている様子はなく、飲み頃と言えます。」 2020年3月 試飲現在、地下室に設置してあるドメテック ワインセラー Silent Cave にて保管しております。入金確認後に「ゆうパック」着払い にて発送させて戴きます。ご希望の方には贈答用の箱に入れて発送致します(別途箱代２００円)ので、別途、出品中の化粧箱をご落札ください。多くのワイン好きの皆様からの入札をお待ちしております。【追記】古酒は、同一ワインでありながらテイスティング・コメントが天と地ほど異なる例がときに見られます。経年変化によるボトル差もあろうかと思いますが、個人的な経験、及び実験からすると、到着してから飲むまでの時間に起因すると思われます。到着して半月も経たずに抜栓した古酒は概して酸味ばかり目立って甘みがほとんど感じられず舌触りも良くありませんが、半年、１年経過するとこれが同じワインかと見紛うばかりの変化を見せます。本品に関しましても、最低１ケ月はセラー（あるいは冷暗所）で動かさずに保管するおつもりでご購入戴ければと思います。